キャッシュレス・消費者還元事業も開始から2か月たちました。中小企業や個人経営の会社でも、日々参加しなくてはならないと感じている事と思います。今の経済状況であと6か月もお客様に5%ポイント還元を訴求できなければ会社の存続にかかわる事態です。

10月から2か月間実際に使ってみて、中小企業や個人経営の会社で今からキャッシュレス決済を始めるなら決済会社は Coiney(コイニー) がおすすめです。

コイニー(Coiney)でできる事、できない事、おすすめの点など、小さな会社で今からキャッシュレス決済(クレジットカード決済)を導入しようとした時にご参考になさってください。

※この記事ではクレジットカード決済(ビザ、マスター、JCB)の導入に付いてのみ記述しています。

キャッシュレス・消費者還元事業 今から始めるならコイニー(Coiney)

決済機(コイニーターミナル)だけでは決済できません。最低限スマホ(自分が使っているスマホでOK)またはネットにつながるタブレット(Wifi接続でもOK)が必要です。

パソコンとパソコン用のプリンターがあれば、モバイルレシートプリンターは最初から買う必要はありません。(具体的な運用方法は後述) 使ってみて『プリンターがあった方がいい』と思えば買えばいい感じです。

決済機(コイニーターミナル)は期間中無料でもらえますので実質無料でクレジットカード決済が導入できます。

かかる費用は決済手数料(6月末までは決済金額の2.16%)と振込手数料(10万円未満の場合のみ200円)だけです。

コイニー(Coiney)でできる事(クレジットカード決済)

  1. ビザカード、マスターカードでの決済機を使った決済(1回払い、2回払い)(店頭、客先)
  2. 承認が取れればJCBカードでの決済機を使った決済(1回払いのみ)(店頭、客先)
  3. ビザカード、マスターカードでのウエブ決済(コイニーペイジ)(1回払いのみ)(店頭、客先、お客様ご自身)

この中でもっとも使用頻度が高く、かつ使い勝手が良いのがビザカード、マスターカードでのウエブ決済(コイニーペイジ)です。

ウエブ決済(コイニーペイジ)を使うと、客先で決済機(コイニーターミナル)を使わずに自分のスマホでクレジットカード決済できるほか、紙に印刷したコイニーペイジを請求書に同封して郵送し、お客様にご自分のスマホを使ってご自分でクレジットカード決済してもらうことができます。

またメールでコイニーペイジ(決済用アドレス)をお客様に送って、お客様のスマホまたはパソコンでお客様ご自身でクレジットカード決済してもらうこともできます。

ウエブ決済(コイニーペイジ)はクレジットカード用の決済ページを作る機能で、決済ページのアドレスさえ送ればどこでもカード決済ができるという優れものです。アドレスを送る方法は【紙に印刷して渡す】、【メールで送る】、【ラインで送る】等さまざまな方法で送ることができます。

使い勝手が良いのがビザカード、マスターカードでのウエブ決済(コイニーペイジ)

▲紙に印刷したコイニーペイジ(例) 赤丸内は決済用ページのアドレス

1.ビザカード、マスターカードでの決済機を使った決済(1回払い、2回払い)(店頭、客先)

決済機を使うとビザカード、マスターカードなら1回払いと2回払いが使えます。店頭でクレジットカード決済できるほか、客先に決済機を持って行ってクレジットカード決済ができます。

リクルートが提供している決済サービスの『エアペイ』はコイニーと同じ決済機なのですが、規約で店頭決済のみとなっています。(客先に決済機を持って行って決済する事が規約上できない)

決済機(コイニーターミナル)で決済する場合の問題点は【基本的にクレジットカードの暗証番号が必要(数字4ケタ)だが、お客様が暗証番号を知らない事が多い】という点です。(対応方法は後述)

2.承認が取れればJCBカードでの決済機を使った決済(1回払いのみ)(店頭、客先)

JCBの承認が取れれば決済機を使ったJCBカードの1回払いが使えるようになります。店頭で決済できるほか、客先に決済機を持って行ってクレジットカード決済ができます。JCBカードでは2回払いは使えません。

またJCBの承認が取れてもコイニーペイジ(ウエブ決済)はシステム的にJCBカードが使えません。

決済機(コイニーターミナル)で決済する場合の問題点は【基本的にクレジットカードの暗証番号(数字4ケタ)が必要だが、お客様が暗証番号を知らない事が多い】という点です。(対応方法は後述)

※お客様がクレジットカードの暗証番号(数字4ケタ)を知らない場合の対応方法

お客様がクレジットカードの暗証番号(数字4ケタ)を知らない場合、コイニーペイジでの決済に変更すると回避できます。

コイニーペイジ(ウエブ決済)ではクレジットカードの暗証番号(数字4ケタ)が不要で、代わりにカード裏面の『セキュリティコード(数字3ケタ)』を入力すれば決済できます。

お客様が暗証番号を覚えていなくてもクレジットカードの裏面にセキュリティコードが印刷してあるので、カードそのものがあればコイニーペイジで決済できます。

3.ビザカード、マスターカードでのウエブ決済(コイニーペイジ)(1回払いのみ)(店頭、客先、お客様ご自身)

ウエブ決済(コイニーペイジ)はクレジットカード用の決済ページを作る機能で、決済ページのアドレスさえ送ればどこでもカード決済ができるという優れものです。アドレスを送る方法は【紙に印刷して渡す】、【メールで送る】、【ラインで送る】等さまざまな方法で送ることができます。

▼QRコードをスマホで読み込むとカード決済ページが表示されます。

紙のQRコードをスマホで読み込むとカード決済ページが表示されます

コイニーペイジで作成した決済ページでは、【カード番号、有効期限、セキュリティコード】の入力で決済ができます。

パソコンでも同様に決済できます。

コイニーペイジで作成した決済ページでは、【カード番号、有効期限、セキュリティコード】の入力で決済ができます

コイニーペイジは客先で作ることもできる

コイニーペイジはパソコンで作成することも、客先でスマホで作ることもできます。客先への出張前に金額が確定していればパソコンで作って紙に印刷して持っていきます。

コイニーアプリが入れてあるスマホなら客先でコイニーペイジを作る事もできます。客先で金額が確定する場合、自分のスマホでコイニーペイジを作って決済するか、事務所に電話してコイニーペイジを作ってもらい、メールなどで送ってもらって決済する事も出来ます。

コイニーペイジはパソコンで作成することも、客先でスマホで作ることもできます

事務所に電話してコイニーペイジを作ってもらい、メールなどで送ってもらって決済する場合は自分のスマホにコイニーアプリが入っていなくても(ウエブ決済なので当然ですが)決済できます。

コイニーをモバイルプリンタ無しで運用する方法

コイニーを店頭だけで運用する場合、モバイルプリンターはほぼ必要ありません。コイニーを使って決済が完了すると即座に決済完了メールがきます。

お客様が店頭にきての決済であればパソコンに来た決済完了メールを印刷してお渡しすればOKです。

客先で決済した場合は『後日決済完了メールを印刷したものを郵送します』と説明すればいいのですが、お客様が慣れないカード決済に不安があるので、決済完了メールを自分のスマホに転送するようにしておきます。

決済完了メールを自分のスマホに転送するようにしておきます

カード決済完了後、即時に決済完了メールがきますので、それをお客様に見ていただいてから『このメールを印刷したものを後日郵送します』と説明すればOKです。

厳密には決済画面にお客様のメールアドレスを入力すれば決済完了後、即座に入力したメールアドレスに決済完了メールが行くのですが今までに使ったことはありません。(面倒なため)

1台のコイニー決済機を複数のスマホ、タブレットで使う場合の注意点

コイニー決済機(コイニーターミナル)は同時に1台のスマホ、またはタブレットとしか接続(ペアリング)できません。2台同時には使えず、最後に接続(ペアリング)したスマホまたはタブレットでしか使えません。

店頭でタブレットと接続して使っていたコイニー決済機を持ち出して客先でスマホと接続(ペアリング)して使った場合、会社に持ち帰った後で再度タブレットと接続(ペアリング)しなおす必要があります。

キャッシュレス・消費者還元事業の注意点

  1. コイニーの承認の何日か後にカード会社の5%ポイント還元承認が来る
  2. ビザ、マスターとJCBは別々に承認がくる(JCBの方が遅い)
  3. カード会社の5%ポイント還元承認が出るまでは還元がされない
  4. カード1枚あたり1か月あたりもらえるポイントに上限がある

1、2、3、についてはその通りです。コイニーの承認が取れると決済機一式を送ってくれます。この時点でクレジットカード決済はできるようになりますが、キャッシュレス決済5%ポイント還元の承認が取れるまで待つ必要があります。

キャッシュレス・消費者還元事業への申請は、 Coiney(コイニー)の場合はコイニーが代行してくれます。コイニーに申し込みするだけでOKで、別途キャッシュレス・消費者還元事業への申請をする必要はありません。

4.について、ほとんどのクレジットカードで1か月にもらえるポイントの上限は15,000ポイント(=30万円)です。一部のクレジットカードで上限13,000ポイント(=26万円)となっています。

そのため月に30万円以上を1枚のカードで決済しても15,000ポイント以上はもらえません(一部カードでは26万円で13,000ポイントが上限)。この点についてはお客様にご説明する必要があります。もし上限を超えそうなときは2枚のカードで決済するなどして対応します。

ご参考に。