トイレつまりの原因になるのでトイレットペーパー(ダブル)は使わない方が良いという話。

普通に使っていてトイレが詰まった場合、原因の約70%は流したトイレットペーパーの量が多すぎる事です。(私調べ)。いつもはトイレットペーパー(シングル)を使っていてトイレットペーパー(ダブル)に変更すると紙の使用量が多くなってしまい、トイレが詰まりやすくなります。

また最近の便器は節水型で流す水の絶対量が少なくなっているため特に注意が必要です。(以前より詰まりやすくなっています)

飲食店などのトイレはトイレットペーパー(シングル)一択でダブルは避けるべき

飲食店や公共施設などのトイレは不特定多数の人が使います。自宅でトイレットペーパー(シングル)を使っている人は、飲食店などのトイレに入った時でも(シングル)の勢いでカラカラとトイレットペーパーを出してしまいます。

結果、約2倍の量のトイレットペーパーを流す事となってトイレが詰まってしまいます。

このパターンは結構あり、安っぽいからといった理由でお店のトイレにトイレットペーパー(ダブル)を備え付けておくと後で痛い事になる確率が高くなります。

(大)の後にトイレが詰まると業者も呼びにくい感じになります

私は仕事がら建物のオーナー様などからご依頼があればトイレの詰まり修理にもお伺いします。不幸にして(大)の後で詰まった時にお伺いすると、便器内にいろいろ残っていて入居者の方と気まずい雰囲気になってしまいます。

気まずいながらも使用状況をお聞きして『通常の使用』で便器が詰まった場合は、ほぼトイレットペーパーの流しすぎが原因です。

『通常の使用』の意味は『何か便器に落としていない』という意味です。女性の方でしたら生理用品とか、ご高齢の方でしたら大人用のオムツなどです。

『通常の紙づまり』ならラバーカップ(通称スッポン)で約80%なおります

便器に物を落として詰まった場合を除き、『通常の紙づまり』でしたらラバーカップ(通称スッポン)でズポズポやれば、約80%のケースで詰りがなおります。(私調べ)

トイレ用のラバーカップ(通称スッポン)は2000円程度です。詰まってから買いに走るのもアレなので、もしもの時のために買っておく事をおすすめします。わざわざ【真空】とかの高いのを買う必要は無くゴムのスッポンで十分です。

業者を呼んだら1回で8,000円です。

ラバーカップ トイレ用(楽天)

詰り抜き用のラバーカップには3種類あり下側に出っ張りがあるスッポン(またはゴムのツバがあるスッポン)がトイレ用です。

楽天などで『ラバーカップ トイレ用』で検索した結果の中に下側の出っ張りが無いスッポンも出てきますが、下側に出っ張りが無いのは流し台や洗面台用です。

トイレ用のラバーカップ(通称ズポズポ)

▲トイレ用のスッポン(ラバーカップ)

トイレ用のスッポン(ラバーカップ)の使い方はゆっくり押し込んでキュッと引く

トイレ用のスッポン(ラバーカップ)の使い方は『ぴったり押し当てて、ゆっくり押し込んでからキュッと引く』のが基本です。ただ、ひどくない詰りならラバーカップを押し当ててズボズボやってるだけで詰りが取れたりします。

一番の注意点は『キュッと引く』時に勢いが有りすぎるとウ○コが浮いた汚水が飛び散る事です。

詰まった時にいきなり実践するとアレですので、ラバーカップを買ったら便器にきれいな水が貯まっている時に練習しておく事をおすすめします。

必要が無いのに便器を外して高額な修理代を請求する業者も存在する

トイレが詰まって業者を呼んだ時に『これは便器を外さないと詰り抜きできない』などと言って、必要が無いのに便器を外して高額な修理代を請求する業者も存在するようです。

トイレットペーパーだけが詰まっているのであれば便器を外す必要はほぼありません。そもそも水に溶けるトイレットペーパーですからラバーカップ(スッポン)でも根気よくやれば、いずれ詰りが取れます。

業務用の詰り抜き機に『ローポンプ』という道具があり、普通の業者ならわざわざ便器を外すような事はしません。詰まった状況を聞かずに『これは便器を外さないと詰り抜きできない』という業者は信用でません。

便器に何か落として、落とした固形物が詰まっている(つっかえている)なら便器を外す必要があります。この点は実際に詰まらせた人に聞かない限りわかりません。

そのため私は(ウ○コがプカプカういた便器を確認した後で)ご使用者の方にまず状況をお聞きしてから作業に入ります。若い女性の方だったりするとなかなか気まずい雰囲気になりますが。

業務用の詰り抜き機、ローポンプ

▲業務用の詰り抜き機『ローポンプ』。詰りを抜くための原理(動作)はラバーカップと同じです。