TF-20B(リクシル(INAX)製の取替用マルチボールタップ)の交換方法と交換する時の注意点

リクシル(INAX)の取替用ボールタップTF-20B 交換時の注意点

リクシル(INAX)の取替用マルチボールタップTF-20Bは多くのタンクに使える使い勝手の良い部品です。サンエイやカクダイの安い部品を使うよりこの部品をおすすめします。

交換手順1:水道の元バルブを閉めてからタンクのフタを外す

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水元バルブを閉めずにフタを外すとかなりの確率で水が飛びます。またタンクのフタを落とすと割れたりするので落とさないように十分注意します。

この時、黒いパイプ(補給水パイプ)がオーバーフロー管の外側に付いているか内側に付いているかを確認しておきます。新しいボールタップを取り付けた後で同じ位置(内側/外側)に取り付けるためです。

交換手順2:既設のボールタップを取り外す

リクシル(INAX)の取替用フロートゴム玉TF-10R-Lの交換時手順

今回はついでにフロートを先に交換しました。

交換手順3:新しいボールタップを組み立ててから組み付けます

入水フィルターは写真の向き(凸部が上流になるよう)

入水フィルターは写真の向き(凸部が上流になるよう)に入れます。

また給水接続管のナットを締めるときにボールタップ本体が回らないように押さえます。ボールタップ本体が回ると浮き玉がタンクの内壁に接触して上がらなくなります。 

交換手順4:水位などを調整した後、この状態で水元バルブの調整をします

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水位を調整するために水の元バルブを少し開けます。その際、手洗い用のパイプから水が出るので注意します。手洗いが無いときはパイプを取り外して同梱の栓(キャップ)をします。

水位はオーバーフロー管のラインになるように合わせます。

黒いパイプ(補給水ホース)とダイアルは取説に合わせて設定、取り付けします。

この状態で水元バルブの開き具合を調整します。何らかの不具合で給水が止まらなくなった時にオーバーフロー管から排水できる量まで元栓を絞る、という意味です。手洗い用のパイプを押さえておかないとホースがずれて水が飛び出てきます。

水元バルブの調整方法

交換手順5:手洗い用のパイプを適切なルートに取りまわす(手洗いがある場合)

手洗い用のパイプを手前側から回します

TF-20Bの手洗い用パイプは切り縮めできないので今回の場合は手前側からまわします。後ろから回すとフタを載せた時に浮き玉とホースが干渉して水が止まりにくくなります。

フタをのせない状態で調子がよくてもフタをのせると調子が悪くなる場合は、ほぼ手洗い用パイプの取りまわしが原因です。

交換手順6:手洗い用パイプをつないでからフタをして完了

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フタを落とさないように十分注意して手洗い用のホースを接続してからフタを載せます。接続があまくて手洗いホースが抜けると水を流した時にすごい勢いでフタとタンクの間から水が噴き出します。

TF-20Bはホームセンターで買うよりネットで買った方が安い

TF-20Bはホームセンターでも売ってますがほぼ定価です。この部品についてはホームセンターで買うよりもネットで購入したほうが安上がりです。(送料を考えてもネットの方が安い)

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ホームセンターだと品番の頭に『PK』が付いている部品を販売しています。パッケージが違うだけで同じものです。

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