少し前から個人型確定拠出年金(=個人型401K)の加入を検討していました。いよいよSBI証券から書類一式を取り寄せたところ申込書に会社のハンコが必要でした。つまり会社に知られずに個人型確定拠出年金に加入することは不可能ですのでご検討中の方はご注意ください。

また年に1回年金事務所から会社に在籍確認が入るようです。在籍確認は書面で、年金事務所から会社に送られてくる書類に会社のハンコを押して返送する必要があります。きちんと会社に説明しておかないと面倒なことになる予感がします。

小さな会社だと会社にハンコもらうのは大変な事だと思うんですけどねぇ。


 そもそもサラリーマンの個人型確定拠出年金(=個人型401K)とは

  そもそもサラリーマンの個人型確定拠出年金(=個人型401K)とは、企業年金が無い中小零細企業の社員が個人で加入できる年金の一種類です。

毎月決まった額(サラリーマンの場合は毎月23,000円まで)を積み立てて(銀行引き落とし)自分で運用先を決め、60歳(以降)になったら受け取れるというものです。

▼SBI証券に資料請求したら結構な量の資料が届きました。

 サラリーマンの個人型確定拠出年金(=個人型401K)とは

個人型確定拠出年金(=個人型401K)最大にして唯一のメリットは税金が安くなる事

証券会社やネットで調べるといろいろ書いてありますが税金以外のメリットは全くありません。

個人型確定拠出年金の掛け金(積み立てるお金)は全額所得から控除できます。つまり年間に積み立てた額の上限276,000円(上限23,000円×12か月)にかかる税金分(所得税と住民税)が安くなります。

所得税10%、住民税10%の場合で年間276,000円積み立てた場合、年間55,200円税金が節税できます。10年だと276万円積み立てて約55万円税金が節税できます。

ただし積み立てるお金は60歳になるまで解約できないので使えません。

それでも276万円の10年定期で金利が55万円と考えるとスゴイ事です。

個人型確定拠出年金の運用先は定期預金にしておけは十分

個人型確定拠出年金では積み立てたお金の投資先を自分で決める必要があります。

証券会社やネット上の比較サイトでは投資先を運用利回りの良い投資信託(ファンド)にするよう勧めていますが元本保証のない投資信託にする必要は全くありません。

投資先は元本保証のある定期預金にしておけは十分です。運用利回り数%の投資信託にして元本割れのリスクを取るより、利率がほぼ0%でも元本保証のある定期預金にしておけば元本割れのリスクなく節税メリットが受け取れます。

個人型確定拠出年金は60歳まで解約できません。元本保証のある安全な運用方法をおすすめします。

※個人型確定拠出年金はもともと『自分で運用先を決めて自分の年金を増やそう』という趣旨で始まった制度です。スジガネ入りのアホが考えた制度です。

そんな事ができるのなら儲かる投資信託を自分で選んで銀行や証券会社で普通に買えばいい話です。60歳まで解約できないお金で投信を買えというのはアホの言う事です。

▼SBI証券で運用する場合の個人型確定拠出年金用の定期預金

SBI証券で運用する場合の個人型確定拠出年金用の定期預金

 ※2015/08現在 定期預金の金利はほぼ0%です。

 60歳まであと10年ちょっとなので個人型確定拠出年金を検討している次第です。

個人型確定拠出年金には欠陥があります。転職したときや退職したときに積み立てができなくなる事があるにも関わらず、毎月の手数料だけは引かれ続ける点です。

積み立てができなくなると節税メリットがなくなってしまいます。その場合でも毎月の手数料だけは引かれ続けます。しかも60歳まで解約できません。

25歳とかで加入して60歳まで35年間も転職無しとはなかなか考えられませんよね。やっぱし長くて10年程度ではないでしょうか。でも60まで働けるんだろうか。。。