アンダーシンクタイプ浄水器のカートリッジ交換 ハーマン製DP1001Zは三菱レイヨン製UZC2000で交換した方が安い。

もともとハーマンの浄水カートリッジDP1001Zは三菱レイヨン製UZC2000のOEM品なので中身と性能は全く同じ物です。同じものでありながら実売価格はUZC2000の方が約40%安いのが実情です。

パッケージが違うだけでまったく同じ製品なのですからコレについては安い方を買いましょう。(OEM品と互換品は違います)

ハーマン製の浄水カートリッジDP1001Zは三菱レイヨン製UZC2000のOEM品


ハーマン製の浄水カートリッジDP1001Zと三菱レイヨン製UZC2000の違い

三菱レイヨンで製造したUZC2000に『ハーマン』のシールを貼ってハーマンの箱に入れ、ハーマンの販売店で売っているのがDP1001Zです。

そのためハーマンの浄水カートリッジDP1001Zと三菱レイヨン製のUZC2000は全く同じもので、浄水性能およじ外形寸法、接続ジョイントの形状すべて同じで、素取り替え(カートリッジのみの交換)ができます。

三菱レイヨン製UZC2000

外観上はパッケージとシールが違います。が、それ以上に大きな違いは実売価格です。

ハーマン型式DP1001Zだと12,000円~17,000円の実売価格に対して三菱レイヨン型式UZC2000だと8,000円程度です。価格差が大きすぎてほんとに同じ物なのかと疑いたくなってしまいます。

実売価格の違いは楽天などで『DP1001Z』で検索するとすぐに分かります。

ハーマン型式DP1001Z アンダーシンク浄水器用カートリッジ【楽天】

実際、私も心配だったので三菱レイヨンにメールで問い合わせしましたが、やはりカートリッジ自体は全く同じ物だという回答でした。

また三菱ケミカルで浄水カートリッジの回収もおこなっているので『回収したカートリッジを再使用した物が安いのですか?』とも問い合わせしましたが『回収したカートリッジは素材を別の物にリサイクルしますが、そのまま再使用する事はありません』とのお返事でした。

他のOEM品もほぼ同様な状況。オリジナルのUZC2000の方が実売価格が大幅に安い

さすがに三菱レイヨンのクリンスイはシェアが大きいので、いろいろなメーカーがそれぞれの型式で同じカートリッジを販売しています。

実売価格については他のOEM品もほぼ同様な状況で、オリジナルのUZC2000の方が実売価格は大幅に安くなっています。サンウエーブへのOEM品【UZC2000SW】の実売価格が下記です。

サンウエーブ型式UZC2000SW アンダーシンク浄水器用カートリッジ【楽天】

UZC2000-※※というパターンはこのほか、下記の型式もあります。(入っている浄水カートリッジはすべて同じ物です)

  • UZC2000T(タカラスタンダード型式)
  • UZC2000HG(クリンスイ公式ネット通販専用型式)
  • UZC2000YT(三菱レイヨンオリジナル型式)
  • UZC2000-BL(たぶん量販店向け型式)

UZC2000HGはクリンスイの公式ネットショップで販売している型式ですが、値引きが無いので定価の¥16,740円で販売しています。

三菱レイヨンオリジナル型式のUZC2000YTには使用済みの浄水カートリッジを三菱ケミカルに返送するための伝票(送料無料)が同梱されています。

UZC2000YTには使用済みの浄水カートリッジを三菱ケミカルに返送するための伝票(送料無料)が同梱

OEM品と互換品は違うので注意

OEM品とは製造メーカーが同じで別のメーカーブランドで発売している商品です。この浄水カートリッジだと三菱レイヨンが作ったUZC2000をいろいろなメーカーが自社の型式で販売しているのがOEM品です。

OEM品でも自動車のように相手先に合せて仕様を変更する物もありますが、この浄水カートリッジに限定すればメーカーは全く同じ物だと言っています。

互換品とはオリジナルのメーカーではないメーカーが、オリジナルのメーカー品より安く製造している部品の事をさします。(例外もあります)

インクジェットプリンター用のインクカートリッジの激安品がいわゆる互換品です。オリジナルと違うメーカーの互換品を使うとメーカー保証が受けられなくなったりします。

記事が長くなったので実際の取り替えは別記事にします

記事が長くなってしまったので実際の取り替え作業については別記事にします。

アンダーシンクタイプ浄水器のカートリッジ交換2 ハーマン製DP1001Zを三菱レイヨン製UZC2000(いわゆるクリンスイ)で交換