財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄制度)のメリットは、
- 会社の給料から天引きされるので確実に貯まる点と
- 貯めた額の10倍まで住宅ローンが組めること。の2点だけ。
財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄制度)とは
財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄制度)は、会社の給料から毎月たとえば1万円を天引きして自動的に積み立てる仕組みの事です。
積み立てる額が引かれて給料が支給されますので確実に貯まるというメリットはあります。税金面でのメリットはほぼありません。
通常『財形』と言うと使い道が限定されない『一般財形貯蓄』の事です。『一般財形貯蓄』の他に使い道が決まっている(=自由に使えない)『財形住宅貯蓄』と『財形年金貯蓄』の3種類があります。
『一般財形貯蓄』最大のメリットは貯めた額の10倍まで住宅ローンが組めること
財形で積み立てをすると積み立てた額の10倍までならほぼ確実に住宅ローンが組めます。
家を建てたりマンションを買ったりする時には普通1,000万円~3,000万円の住宅ローンを組む事になります。
マンションを買う時に財形が300万円貯まっていれば3,000万円までの住宅ローンが組める事になります。いくらなんでも3,000万以上の住宅ローンは庶民の給料では払いきれませんので避けましょう。
住宅ローンとは言っても借金です。一般の1,000万円の住宅ローン(=1,000万円の借金)を組むにはそれなりの審査があります。審査に落ちたら住宅の購入はキャンセルとなります。
勤続年数が短いとか、この業種はダメとかいろいろ目に見えない基準があります。(審査に落ちた場合、落ちた理由は教えてくれない)
家を建てる目標がある、マンションを購入する目標がある、という時に財形に加入していれば住宅ローンの一つの選択肢になります。
私も財形住宅融資制度を使って住宅ローンを組みました。
私も自宅を建てる時に財形住宅融資制度を使って約1,200万円、25年の住宅ローンを組みました。審査はありましたが財形の残高があったからか特に問題なく審査に通りました。
財形住宅融資制度の金利は5年固定としてはかなりお安めです。
返済方法は「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。同じ額の住宅ローンを組んだ場合、「元金均等返済」の方が総支払額がかなり少なくなります。
「元利均等返済」と「元金均等返済」はたった1文字しか違いませんが返済額には大きな違いがあります。
資金計画に問題がなければ「元金均等返済」がおすすめです。一般の銀行などの住宅ローンではそもそも「元利均等返済」しか説明しない傾向がありますので注意が必要です。
「元利均等返済」の方が金融機関が儲かります。
執筆者のプロフィール
- 父保有資格
・ガス内管工事士
・給水装置工事主任技術者
・電気工事士
・特監法ガス機器設置工事監督者
・GSSガス機器設置スペシャリスト
・二級建築士
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