パナソニック製の食器洗い乾燥機『NP-TR8(2015年製)』がしばらく前からドアを閉めても『ドア開』ランプがついてしまい、動作しない事が多かったので修理しました。

ネットで調べると『NP-TR8』に限らずパナソニック製の似たような形の食洗器ではよくある故障状況だそうです。原因はドアスイッチを押す棒の変形(ガタ)との事。ただしいきなり分解すると原因が違う場合もありますので、下記の順番で確認します。

  1. 庫内のカゴをすべて取り出してドアを閉めてみる
  2. ドアのヒンジまわりのゴミ噛みが無いか確認する
  3. 上記でなければ分解してみる(自己責任)

パナソニックの食洗器NP-TR8『ドア開』ランプがつく故障の修理

1:庫内のカゴをすべて取り出してドアを閉めてみる

いきなり分解する前に、まずは『庫内のカゴをすべて取り出してドアを閉めてみる』ことをお勧めします。

カゴを取り出した状態でドアを閉めて『ドア開』ランプがつかないようなら分解する必要はなく、カゴの変形またはカゴの仕切りが正しい位置にない可能性があります。

パナソニックの食洗器NP-TR8『ドア開』ランプがつく故障

2:ドアのヒンジまわりのゴミ噛みが無いか確認する

次にドアのヒンジまわりのゴミを取り除いてみてドアを閉めてみます。これで改善するようならまだ分解する必要はありません。

ドアのヒンジまわりのゴミ噛みが無いか確認する

上記2点を確認しても改善しない場合にダメ元で分解してみようか、となります。

3:分解してみる

この修理は食洗器の外側(ケース)を外すのと正しく元の位置にはめるのが難しいので、かなり調子が悪い、かつ、お金をかけて修理するには使用年数が経っている、場合にダメ元でやってみる修理だと思います。

『なおればめっけもの、なおらなかったら買い替え』という感じでお願いします(自己責任で)。

3-1 ドアスイッチを押す棒を取り外します

ケースの外し方は『NP-TR8 ドア開ランプがつく 修理』で検索するといくつも出てきますのでそちらをご参照ください。

ドアスイッチを押す棒を取り外します

▼原因とされている部分

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棒の方が変形してドアスイッチ(マイクロスイッチ)をしっかり押せなくなっているのが故障の原因のようです(ネットの情報によると)

3-2 ドアスイッチを押す棒のマイクロスイッチが当たる部分にテープを巻きます(2周くらい)

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ドアスイッチを押す棒とマイクロスイッチの隙間を少なくすることで対処しましょう、という事です。ネットの情報ではおもに下記の3パターン対処方法がありました。

  1. 熱を加えてドアスイッチを押す棒を変形させる
  2. グルーガンや接着剤などで接触する部分を盛る
  3. テープを巻いて調整する

この中ではテープ巻きが一番簡単で、かつ失敗してもやり直しができるので良いかと思います。

3-3 ドアスイッチを押す棒を元の位置に取り付ける

ドアスイッチを押す棒を元に戻す

ドアスイッチのスイッチ部分にテープ巻きした部分が当たることを確認します。

逆側の棒も同様にテープを巻きます

ドアスイッチは左右各1個あります。逆側のドアスイッチを押す棒にも同様な作業をします。

逆の手順でケース(外枠)を組み立てて完了です。(結構やりにくい)

最近は卓上用の(ビルトインタイプじゃない)食洗器(小型じゃないもの)の選択肢があまりなくなってしまいました。食洗器はわが家では必需品でとても助かっているんですがねぇ。

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