毎年、年末調整と確定申告のために保管しておく必要がある書類は下記の3種類です。必ず保管しておきましょう。

・ 生命保険料控除証明書
・ 医療費の領収書(ドラックストアなどで買った市販薬の領収書、レシートでもOK)
・ 源泉徴収票(会社からもらえる)

生命保険に入ったら年末に保険会社から生命保険料控除証明書が郵送されてきます。年末調整の時に必要になりますので必ず保管しておきます。生命保険料控除証明書を年末調整の時に会社に出せば、12月分の給料でいくらか税金が戻ってきます。

医療費は年間で10万円以上になった場合に確定申告(2月~3月)するといくらか税金が戻ってきます。今は良くても1年の間に入院などで急に医療費がかかる事もあります。医療費の集計は1月1日~12月31日ですので、年末調整に間に合いません。

確定申告書はネット上で簡単に作れます ので、年間10万円以上かかった場合は自分で確定申告しましょう。年間10万円にならなかったらそれはそれで健康で良い1年だったと考えます。

確定申告するのには勤め先からもらえる 『源泉徴収票』 も必要になります。源泉徴収票と医療費の領収書があれば、確定申告をするのに必要な費用は申告書の郵送料だけです。

通常の会社員であれば、毎年やることは生命保険料と医療費くらいです。

もし転職するなどして複数の会社から給料をもらうようになった場合は基本的に年末調整が受けられませんので、自分で確定申告する必要があります。源泉徴収される(=給料から天引きされる)税金はおおむね大目に天引きされています。年末調整が受けられない場合は確定申告をしないと損をする場合が多いので注意しましょう。

わが家の場合、毎年私が自分で確定申告しており、だいたい10万円以上税金が帰ってきています。税務署などから 『確定申告すると良いよ』 とは教えてくれません。自分で気を付けましょう。