わが家のヨメも騙されたマイタケフラクション(サプリ)のマルチ販売会社『m3』が業務停止処分9ヶ月となりました。
大学生標的、健康食品マルチ商法…業務停止処分
読売新聞 3月3日(木)15時37分配信大学生らにマイタケの健康食品を使ったマルチ商法(連鎖販売取引)を行わせていたとして、東京都は3日、健康食品販売会社「M3」(東京都港区)に対し、特定商取引法に基づき、新規契約などの業務を9か月間停止するよう命じた。
都によると、同社は都内の大学生らを使い、知人を勧誘して入会金約5万6000円と、約1万3000円のマイタケ粉末入りの健康食品などを購入する契約を結ばせていた。
実際には、継続的に商品を購入し、さらに新規会員を獲得し続けなければ利益は出ないが、「会員を3人確保すれば、あとは何もしなくてもお金が入ってくる」などと説明させていた。都はこうした勧誘方法や契約内容が、特定商取引法が禁じる不実告知などに当たると判断した。
『m3』のマルチが危険なのはマルチの会社が作った『(自称)健康食品』だから
『m3』はマルチ商法でマイタケサプリを健康に良いと言って販売しているMLM(マルチレベルマーケティング=通称ネットワークビジネス)会社です。
新聞報道にあったように『マルチ商法』の部分で問題だという事もありますが、最も危険な点は(詐欺会社が)作った(自称)健康食品(サプリメント)を販売している事です。私もヨメが騙されて苦労しました。
なにしろサプリメントや健康食品は飲んだり食べたりします。普通の薬でさえ問題があれば『薬害』になるのに、(マルチ商法の詐欺)会社が作った(得体のしれない)サプリを飲むバカがいるのかという話です。
マルチ会社の販売する普通の商品は人に勧めると金銭トラブルで友人を失いますが『健康被害』にはなりません。サプリメントと健康食品は次元の違う危険があります。
※こういったマルチ会社は健康被害が出た時には会社を閉鎖して別会社を作るだけです。損害賠償など到底無理ですから最初から手を出してはいけません。
ウチのヨメが『m3』のディストリビューター(=販売員)に騙された経緯
サプリや健康食品を売るマルチ商法(ネットワークビジネス)の参加者は病院関係者にもひろがっています。もうかる副業と考えているようです。
ウチのヨメが某大学病院の付属施設(運動療法のプール)で運動していたところ、大学病院の付属施設の職員が『大学病院の名前が入った名刺』を渡した上で『m3のマイタケフラクション』を勧誘してきました。
この女(大学病院の付属施設の職員)の話を聞いてウチのヨメは完全に洗脳されました。
ヨメ:『このサプリを飲まずに症状が悪化したらどうしてくれるの!!』
自分のヨメに『このサプリを飲まずに症状が悪化したらどうしてくれるの!!』と言われて愕然としました。
『このサプリを飲まずに症状が悪化したらどうしてくれるの!!』となるまで洗脳するにはどのようなセールストークを使ったのか。サプリの効果を薬事法に違反したセールストークで刷り込んできたのは間違いないでしょう。
しかも勧誘してきたのは大学病院の付属施設の職員です。
病院にはサプリや健康食品にもすがろうとする患者さんが毎日やってきます。サプリや健康食品を売るマルチ商法(ネットワークビジネス)には最適のターゲットなんですね。
残念ながら病院関係者にもマルチ商法(ネットワークビジネス)は浸透しています。病院や病院の付属施設でこういったサプリを病院関係者が勧誘しています。十分注意してください。
ヨメが『m3』の販売員に洗脳された問題解決への道のり
まずは大学病院に連絡して協力を依頼しました。ヨメが私のいう事を聞きませんでしたので大学病院の協力は必須です。
同時にマルチ会社のサプリを飲まれては健康被害が心配ですので、まともな会社のマイタケサプリに変更する事を提案しました。
マイタケサプリは『MDフラクション』が有効成分との事です。この『MDフラクション』のサプリは楽天でも普通に売っています。わざわざマルチ会社の『m3』から高いサプリを買う必要はありません。
楽天で売ってるマイタケサプリの『MDフラクション』にもいろいろあります。ヨメには『雪国まいたけ』社の『MDフラクション』に変更してもらいました。
『雪国まいたけ』社なら健康被害が出た時に救済が受けられるだろうと思ったからです。
結果ヨメは『雪国まいたけ』社の『MDフラクション』を1ヶ月ほど飲んでも体調が変わらなかったので目が覚めてくれました。
事後処理
ヨメに『m3』のマイタケサプリを勧誘してきた大学病院の付属施設の職員にはそれなりのお礼が必要です。大学病院に下記の点を連絡し、その職員に適切な指導をするよう依頼しました。
- ウチのヨメが大学病院の付属施設(運動療法のプール)で運動していたところ、大学病院の付属施設の職員が『大学病院の名前が入った名刺』を渡した上で『m3のマイタケフラクション』を勧誘してきた事。
- この女(大学病院の付属施設の職員)の話を聞いてウチのヨメは完全に洗脳された事。
- 『このサプリを飲まずに症状が悪化したらどうしてくれるの!!』とヨメが言っている事(=サプリの効果について薬事法違反の説明があったと思われる事)
ちなみにその方の名刺は大切に保存してあります。その方は現在もフェイスブックで見る限り大学病院の付属研究所の助教としてご活躍です。
またこの件を別のブログに実名で書いたのですが、どなたかから削除依頼が入ってブログごと削除されました。どなたが削除依頼したかは知りませんがブログのデジタルデータは全て大切に保存してあります。
執筆者のプロフィール
- 父保有資格
・ガス内管工事士
・給水装置工事主任技術者
・電気工事士
・特監法ガス機器設置工事監督者
・GSSガス機器設置スペシャリスト
・二級建築士
最近の記事
- 2023.04.10パソコン関係tapo C200が外出先から操作できない→自宅のwifiの設定変更で操作できるようになる場合がある
- 2022.05.05携帯、スマホ、MNP【iPhone 解決方法】『メッセージ』が『未配信』になって送れない→『iMessage』をオフにして70文字以内にすれば、ほぼ送れるようになる
- 2022.01.12節約に関する記事メルカリの始め方 紹介コードをもらってから登録する、新規登録プレゼントポイント(有効期間3日)はファミリーマートで使える
- 2021.12.01節約に関する記事フロントに『PBF41』と刻印があるドアノブの交換 R-30(鍵なし)R-33(鍵あり)R-34(ロックあり浴室など用)
業務停止を受けたM3から気になるニュースリリースが出ています。
東京都生活文化局取引指導課による東京都内での新規勧誘停止命令について | 株式会社M3エムスリー
http://megalodon.jp/2016-0303-1825-43/www.m3mlm.com/news/799/
業務停止処分を受けたという事実について、どう受け止めてるんですかね?
反省もなければ、従事者が違法な勧誘を行っていたということについて謝罪も無い。違法な勧誘が行われていたということは、勧誘を受けた側は迷惑を被っているわけですから、その事について真摯な姿勢を示すべきでしょう。それすら出来ないという事は、既にしてまともな会社では無いという事を自ら明かしているようなものです。
>解説
>あくまでも東京都からの命令ですので、東京都以外での活動に一切の制限はなく、通常の活動が可能です。
このような態度では、早晩本丸である消費者庁からも鉄槌が下ることでしょう。東京都以外は大丈夫、なんて甘いことを言っている場合ではないんですがね。
コメントありがとうございます。
この一件の時に調べたのですが株式会社M3の代表取締役『西山啓道』はマルチの専門家で何度もマルチの会社を作っているようです。(問題が発覚 → 廃業させて → 同じような会社を作り直し)
このニュースリリースは私も見ました。
しかし皆様のご努力のおかげて早々に撤去され、今はあたりさわりない普通の謝罪文に変更されているようです。が、この文章が彼の本当の考えでしょうね。
この種の方々は私どもをカモと考えています。特にこの方に限って言えば反省する事はないでしょう。個人的には早く逮捕されれば良いと考えています。
M3を止めたいのですが友人の娘さんなので言えなくて本当に困っています。おんびんに止める方法は何か
ないでしょうか?
コメントありがとうございます。
ウチのヨメもそうでしたが、中にいる間はある種洗脳されている状態だと思われます。
まずはご友人がM3について良く調べる事をおすすめします。
中にいる人たちはしっかり洗脳されていて、たとえば『M3はマルチで危険だ』と言っても『M3はマルチではない、マルチとは〇〇であって、M3はちゃんとしたビジネスで、本屋でもM3のネットワークビジネスの本が売っている。』と返されてしまいます。
実際に本屋で『利益があがるネットワークビジネスTOP10』などといった雑誌ではM3もランクインしています。まぁそもそも一般人が見るとアヤシイ雑誌なのですが。
私もいろいろと調べてからヨメの説得にあたりました。ただ洗脳された新興宗教から抜けるのと同じような感じで、素人には限界があります。
販売している側(ディストリビューター)であれ、サプリをのんでいる側であれ、ご本人がおかしい事に気が付かないと抜ける事は難しいと思います。
時間をかけてご本人に気が付いてもらうほかないのですが、切迫している状況でしたら迷わずプロに相談する事をご検討ください。