クレジットカードを使っていてもほとんどの方が知らないクレジットカードの『チャージバック申請』とは。

クレジットカードの『チャージバック申請』はクレジットカードの買い物などでトラブルがあって販売店との間で問題が解決できなかった時にカード会社に請求を取り消してもらうための仕組みです。

クレジットカードでトラブルがあった時のために『チャージバック申請』という名前だけはおぼえておきましょう。

2017/3/31追記 『てるみくらぶ』の旅行代金についてもチャージバック申請できると思われます。

個人的見解ですが『てるみくらぶ』の旅行代金をクレジットカードで支払い済みで、かつ旅行に行けていない方についてもチャージバック申請できると思われます。(=クレジットカード会社が返金するのが適当)

この場合、破産した『てるみくらぶ』ではなくクレジットカード会社が返金してくれますのでまずはお使いになったクレジットカード会社に『旅行代金をクレジットカードで支払ったが、旅行に行けていないのでチャージバック申請したい』と電話してみてください。

クレジットカード会社に電話をする前にこの記事を下の方までご一読いただければ幸いです。


チャージバック申請の流れ。

チャージバックはいろいろな理由で申請できます。『カードの不正使用』はもちろん『カードで買った商品の欠陥』、『クレジットカードで代金を支払い済みの商品が届かない』という理由でもチャージバック申請ができるようです。

販売店と協議しても問題が解決しない場合、カード会社にチャージバックを申請するとカード会社が主導して事実関係の調査をしてくれます。

チャージバックを申請するとまずカード会社が販売店への代金の支払いを保留して、事実関係を調査し、問題があれば請求を取り消して(=支払いを拒否)くれます。

支払い済みでもある程度は(規定により)さかのぼって適用してくれます。

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※ナナコカードにはチャージバック制度はありません。

チャージバックはクレジットカードに標準装備の仕組みです。ただしほとんど知られていない。

チャージバックは国際ブランドのクレジットカード(ビザ、マスター、JCBなどのブランドが付いているカード)には標準装備の仕組みです。販売店(=カード加盟店)は拒否できません。

ただしチャージバックは販売店にとって嬉しい仕組みではないため日本国内ではカード会社が積極的に宣伝していないのでほとんど知られていません。

日本の場合カード会社が販売店に近い立場なので(販売店に不利になる)チャージバックをきちんと説明しない傾向があります。

そのためチャージバックを申請するにはそれなりの努力が必要です。

漢方スタイルクラブカード(JCB)で購入したコピー機の調子が悪いため販売店と協議していたのですが、話が平行線でしたのでチャージバックを検討しました。

漢方スタイルクラブカードはジャックス(JACCS)がカード発行会社になります。チャージバックについてはホームページに一切記載がありませんので、まずメールで問い合わせしました。

【問い合わせ内容】
 購入した物が不良品と思われる状況で販売会社へ送り返して調整中です。最悪チャージバック申請しますので、具体的な方法を教えてください。

恐縮ですが御社のサイト内にはチャージバックの説明が見つけられませんでした。

↓アマゾンのように良くわかるように掲載していただけませんでしょうか。http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200335610

 さすがにアマゾンは外資系だけあって規約にある事については掲載しています。ただし販売店向けの内容です。

▼ジャックス(JACCS)からの回答がこちら。どうですか?

当社では商品トラブルに関するご返金などは個別対応となるため、具体的なご案内についてはホームページ上に掲載しておりません。

チャージバック申請をご希望の場合は、お手数ですがカード会員ご本人様より下記カスタマーセンターまでご連絡をお願いいたします。

<ジャックス・カスタマーセンター>
東京:0570-002277
大阪:0570-005599
オペレーター対応◇平日9:30~17:30

※ナビダイヤルは東京は神奈川県座間市、大阪は大阪府豊中市に着信し、通話料はお客様のご負担となります。

カスタマーセンターにて状況などをお伺いし、別の部署にて申請を行います。詳しくは、オペレーターにお尋ねください。

やる気の感じられない対応ですが『製品トラブルでチャージバックが申請できる』事、『チャージバック申請』=『返金』である事がわかります。

(どのカード会社かは特定しませんが)ネット上の情報によると、この段階でカード会社がチャージバックしないように説得してくるようです。困ったものです。

そもそもクレジットカード会社のホームページに掲載していない『チャージバック』をカード利用者が知っている訳がない

そもそもクレジットカード会社のホームページにチャージバックについて掲載していないのですからカード利用者が知るはずもありません。カード会社の悪意を感じます。

しかしチャージバックはカード利用者の規約上の権利です。必要な時に適切に申請するのは何ら問題ありません。

現金で買っていたらこのような手段による返金の可能性もありません。やはりクレジットカードのメリットではあると思います。