同じ仕事をしてもお客様からクレームになる場合とならない場合があります。というか予想される『良くない』事を事前に説明しておかないとクレームになる場合があります。

予想される良くない事を事前に上手に説明しておいて予想通りになった場合、『プロは違うなぁ』と全く逆の心証となります。その解決方法まで説明しておけばほぼ完璧でしょう。

同じ仕事をするのなら良い印象を持っていただけるとありがたいです。どのように説明するかの事例です。(うまく説明する必要があります)


 床下で水漏れした配管を修理した事例です。(ケーススタディ)

先日築30年くらいの一戸建ての床下で給湯配管(プラスチック管)からの水漏れを修理しました。

築30年くらいの一戸建ての床下で給湯配管(プラスチック管)からの水漏れを修理

築30年ですと配管も全体的に劣化しています。ここだけ修理しても他の部分から水漏れする場合があります。ただしお客様は修理をご希望で、給湯配管をすべて入れ替えるのは費用的に避けたいところです。

まず可能性を説明します。(押しつけがましくならないように)

築30年ですと配管も全体的に劣化しています。ここだけ修理しても他の部分から水漏れする場合があります。でも今回初めての漏水でしたら一度修理してみましょうか。(修理をご希望の場合)

理由も説明します。

現在水漏れしている部分を修理して漏れが無くなると配管にきちんと水圧がかかるようになります。そうすると今まで大丈夫だった部分の中で一番弱いところから水漏れしてしまう場合があります。

修理後に水漏れした場合の対応方法をご説明します。

修理後にもし他の部分から水漏れしてしまった場合は、大がかりな工事になって恐縮ですが(←かなり費用がかかる事の暗示)、できれば配管をすべて入れかえた方が良いと思います。漏れた部分を順番に修理していくこともできますが終りが見えません。修理する場所ごとに修理代がかかってしまいますので、それは避けた方が良いです。

 

上記をご説明してご了解を頂いてから修理をします。修理が完了したら完了した後の説明をします。

無事修理が完了して現在は水漏れしていません。ただし漏れる場合は1週間以内くらいに別の場所から水漏れしますので、1週間程度は水道メーターを時々見て漏水していない事をご確認いただけますでしょうか。

この一言を言っておくと実際に別の場所で漏れてしまった場合に心証が違います。言っておかないと『先日修理したばかりなのにまだ水漏れしている』とクレームになります。

最後に将来的な話をしておきます。

築30年ですと、いずれは配管をすべて入れ替えないといけない時期がきます。今回良かった場合でもある程度予定をしておいてくださいね♪

  私はこんな感じの対応をしていますが、いかがでしょうか。自分の仕事に置き換えて考えてください。