時節がら高畑祐太容疑者の強姦致傷事件との絡みです。この事件では被害女性が指にケガをしたため病院で診断書を取ってから警察に被害届を出したと報道されています。(正解)

実際そんな被害にあった女性に言うのもつらい話ですが、もし強姦されるような事があったら必ずどこかにケガをしていますから、まずは病院へ行って診断書をもらうようにします。

病院へ行って診断書をもらう

被害者がどこかにケガをしていれば『傷害』事件になりますので加害者の犯罪が証明しやすくなります。(法的根拠)


 

少なくとも病院の診断書があれば明らかな傷害事件ですからあとの対応も違ったものになります。

押し倒されたのならその際にどこかを打ってケガをした可能性(打撲)もありますし、首をひねってむちうちになった可能性もあります。足をひねって捻挫した可能性もあります。出血したケガだけが傷害ではありません。

病院では『診断書が出るよう』に真剣に主張してください。

先に病院へ行って診断書をもらってから警察へ行けば明らかな傷害事件ですから対応が違ってきます。診断書があっても警察の対応が変わらなければソレはソレで問題です。

『法的根拠』が無いと門前払いされる可能性がある

確かに自分は被害者なのに『法的根拠』が無いと被害者にすらしてもらえない、という事があります。今回の事件では『病院の診断書があるか、ないか』がわかりやすいポイントです。

被害を証明する客観的事実が無いと基本的に警察は動いてくれません。

そんな訳でこの件に限らず、使うかどうかはさておき、DV被害にあって近親者に暴力を振るわれてケガをした場合や、仕事中に客などに暴力を受けてケガをした場合も同様に病院へ行って診断書をもらっておく事をおすすめします。

後から話がこじれてしまった場合でも診断書があれば客観的事実として被害内容の証明が可能です。

いっしょに読んでいただきたい記事『ストーカー、DV、不審者に遭遇してしまった場合の対処』

1年ほど前に書いた下記の記事もご一読ください。

この記事は、親戚の知人が逆恨みで親戚の家にやってきて、服をつかんで屋外へ引っ張り出し(傷害)、土下座させてから(強要)、金を要求した(脅迫)という事があったと後から聞いた時のアドバイスとして書いたものです。

ストーカー、DV、不審者に遭遇してしまった場合の対処1:ダッシュで逃げる 2:病院で診断書を取ってから警察へ行く

親戚は実際にお金を払ったそうですが後日警察に相談に行ったところ『現行犯でないと対応できない』と言われたそうです。